自宅学習

【弊害5つ】先取り学習はやめてくれ?小学生低学年に先取り学習させた10年後の結末とは?

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小学生の子供に先取り学習をさせた方がいいのか、どうなのか」迷っている方に向けて、このブログを書いています。

 

実はこれからお話しするのは、私自身の実体験です。

 

私は小学生の頃公文で、かなりの先取り学習をしていました。

その結果、確かに希望大学にもストレートで入れましたし、近所のおばちゃんに「成功したね〜」と言ってもらえるような職場に就職することもできました。

 

僭越ながら…私のプロフィールは以下の通りです。

  • 小学生から公文で先取り学習
  • 小4から中学受験用の塾に通う
  • 私立中学受験経験者
  • 中学・高校では1年先取り学習をして、国公立大学に合格
  • 保育士資格あり(保育士ではない)
  • 小学生・中学生の塾講師の経験あり

 

 

確かに先取り学習のメリットとしては、

  • 中学受験に有利になる
  • 子供の自信がつく
  • 学校の勉強についていけないことがないため、親も安心

というものがありました。

 

個人的には「先取り学習」自体が、必ずしも悪だとは思っていません。

趣味のように勉強が好きで「どんどん勉強したい」という子には、先取り学習をさせてあげるといいと思います。

 

ただ一方で「当事者の私だからこそ、感じている弊害」もあったんです。

 

Nacco
Nacco
私には今小学2年生の息子がいますが、個人的には、子供の性格的にデメリットが多いと感じているため、我が子には先取り学習をさせていません。

(小学校のうちは、先取り学習をさせるつもりはありません。)

 

ではここからは「なぜ小学校(低学年)に、先取り学習が必要ないと私が思っているのか

自分自身の体験談も交えて、お話をしてみたいと思います。

 

 

なぜ小学生の先取り学習が必要ないと思っているのか?弊害3つ

「なぜ小学生の先取り学習が必要ないと思っているのか?」先取り学習を小学校低学年でした場合の、弊害3つを経験をもとにお話ししますね。

 

小学校の授業が退屈になって、周りをナメてしまう

まず一つ目の先取り学習の弊害としては、

小学校の授業が退屈になって、周り(小学校の勉強)をナメてしまう

ことが挙げられます。

 

私自身小学校1年生の時には小学校4年生ぐらいの先取り学習、小学6年生の頃には中学受験用の学習をしていました。

なので、学校の授業やテストは簡単すぎて、満点を取るのが当たり前でした。

 

 小学校の先生にも「点数が思うように取れない子に、勉強を教えてあげて」と言われ、勉強を教えてあげているといった状況も…。

 

Nacco
Nacco
めっちゃ鼻につく感じですみません…。

先取り学習してる子の現状を知って欲しくて、ありのまま書いています。

 

小学校の授業の内容は、ほぼ全て知っていることばかり。

 

だからあまり学校の先生の話もちゃんと聞いていなかったですし、どこか小学校にいってても周り対して、舐めた態度だったと思います…。

 

ただこういった「舐めた態度」をしている子供って、勉強はできても、人としてはすごく嫌なやつじゃないですか^^;

 

きっと小学校の時私の周りの友達も、私のことを「頭はいいのかもしれないけど、偉そうで嫌なやつだな」と思っていた子もいると思います。

 

途中で自分で気づいて矯正しましたが、あまりに先取り学習しすぎると「周りに対して舐めた態度になりやすい」という弊害はあるかと思います。

 

Nacco
Nacco
先取り学習させるなら、同時に「学校の勉強もしっかり聞いてね」「勉強ができるできないで、人の優劣が決まるわけじゃない」など、「人として大事なこと」も併せて教える必要があると思います。

 

 

「勉強への好奇心」が少なくなる

先取り学習をしていた私は、小学校では「自分は勉強ができる」と 鼻高々で、勉強に関しては、特に自信がありました。

 

でも、大きくなってから振り返ってみると、

「勉強を楽しい」と思ったことは一度もなかったんですね。 

 

ただ「勉強ができるね」と大人から褒められるのが嬉しくて、他人の評価軸で「いい点数を取るために、目の前の勉強を黙々とこなしていただけ」でした。

 

 

一方で先取り学習をほとんどさせていない小2の息子は、近所の看板を見ては、

「この【村】って漢字、今日学校で習った〜!」

「明日【市】っていう漢字を習うんだ!」

「この漢字って何て読むの?」

、「知ること」に対して好奇心旺盛

 

「漢字好きなの?」と聞くと、「だって楽しいもん!勉強じゃなくて遊びやし!」と言うのです。

 

よくよく聞くと、先取り学習をしていない息子は 

小学校で新しい漢字を一生懸命習って、新たな漢字を書けるようになる」のが楽しくてしょうがない様子。

 

「勉強(いろんなことを知れること)が楽しいから、 自主学習も誰よりも一番やっている」と 学校の先生から褒められたりもしています。

 

小学校時代から詰め込み教育をされていた私が、大人になってから思うのは、

勉強だけが必ずしも、人生を豊かにしてくれるわけではない

と言うこと。

 

子供にとっては「親に褒められるからやる勉強」よりも「自分がやりたいからやる勉強」の方が、結果「子供の力」を育めるように感じています。

 

好奇心があれば、どんな困難があっても、自分の頭で困難に対処する方法を考えて、乗り越えることができます。

つまり人間としても、その子の人生がより良くなるということ。

 

 だから私は「先取り学習」よりも「好奇心を伸ばす学習」の方に力を入れたいと思っています。

 

「好奇心を伸ばす」ためにも、「子供に自信をつけさせる」ことは大事だと思っています。

そのためうちは、 先取り学習よりも「今の学年の勉強(基礎学力)を完璧にする」ことを目標に家庭学習をさせています

 

「基礎学力を伸ばす」学習方法はこちらを参考にしてみてください↓

 

結局行き着くところは同じだから

これは「先取り学習の弊害」というよりも「先取り学習の意味はあまりない」と言った方が近いかもしれません。

 

別に「小学校で先取り学習をしていなくても、同じ道にたどり着いた」と思うのです。

 

先に書いたように私が新卒で就職したのは、「近所のおじいちゃんおばあちゃん、誰もが認めるような職場」でした。

 

一方私の旦那は私と同じ職業だったのですが、「俺小学校の頃は、ゲームばっかりしてたで」と言っています。笑

 

旦那は小学校の勉強は適当にしていたらしいのですが、高校受験の前に勉強を必死にやったからこそ、同じ職業にたどり着きました。

(ちなみに大学の頃も「高校の頃から、本気出して勉強し始めた」という子が、周りには意外にも多かったんですよね。)

 

こういった経験から「結局行き着く先が同じ」なのであれば、もう2度と戻ってこない大事な子供時代に、必死になって先取り学習までさせなくてもいいと、個人的には思っているのです。

 

小学校低学年のうちは、勉強よりも他に学べることがたくさんあるから

子供の「生きる力」を育むために、小学校低学年のうちに大事なのは、勉強だけではないと思っています。

 

というのも、小学生の頃から勉強を頑張って「いい大学」「いい職業」についたとしても、 職場の人間関係でうまくいかなかったり、 仕事のやり取りが難しくなったりして、潰れてしまう人を、たくさん見てきたからです。

 

子供の人生は「いい大学」「いい職業に着いたから終わり」ではないんですね。

 

子供の人生はその後もずっと続きます。

 

そんな子供の人生。

「幸せ」に暮らしてもらうために親は何ができるかというと、小学校低学年のうちは勉強よりも「生きる力」をつけさせる方が大事だと思っています。

 

では先取り学習をしなかったら、子供は何をすれば「生きていく力のある子」に育つのでしょうか。

 

それは「遊び」です。

 

  • 友達と遊ぶことで、 人とのうまい関わり方を知ります
  • 何をして遊ぼうと考えることで、好奇心を育めます
  • 子供たちでどこに行こうと話し合うことで、探求心も養えます

 

こういった「勉強だけでは得られない、生きていく力」は、幼児期や、小学校低学年の遊びや人間関係の中で育まれます。 

 

「生きていく力」があれば、 勉強はこれからいくらでも取り戻せます。

 

だから、小学校低学年の大事な時期にあえて、先取り学習をさせる必要はないと思っているのです。 

 

 

AIが躍進するこれからの時代は知識よりも「考える力」が大事だと思うから

先ほどの話に近いですが、私たちの子供が大きくなる頃には、AIが台頭してくるでしょう。

「頭を使わない作業」は ほぼ AI がやってくれるので、 単純作業に人間の力は必要なくなります。

 

つまり、「単純に、与えられたことを覚えるだけ」の今までの学習方法だと、 今小学生の子供は大きくなった時に、うまく対応できてないでしょう。

 

では今の子供たちに、どんな力をつけさせてあげるといいのかと言うと自分で考えて、問題解決する力」です。

 

「自分で考えて、問題解決する力」があれば、AIがいくら人間の仕事を奪ってこようが、ライバルにはなりません。

むしろ「AI を使う側」として活躍することもできるでしょう。

 

「自分で考えて、問題解決する力」は、これから学年が上がったときに、その学年の学習で身に付けることはできます。

あえて先取り学習で身につけなくても、「友達との関わり」や「学校での勉強」「遊び」中で十分身につくと考えているからです。 

 

 

小学生の「先取り学習」以外で、子供のためにできること

基礎学力の強化

ただ「周りは先取り学習させている子が多いけど、小学校の勉強だけで、うちの子は学年が上がっても本当についていけるだろうか?」と 不安な方もいると思います。

 

その答えとしては…大丈夫です。

 

その学年で得るべき基礎学力」をしっかり身につけさえしておけば、学年が上がったとしても、「いきなり勉強についていけなくなる」ということは、ほぼないでしょう。

また、「勉強の習慣」が身についていれば、 多少学校の勉強が分からなくなったとしても、家庭学習や塾で取り戻すこともできます。

 

小学校低学年のうちは「先取り学習」よりも「その学年に合った基礎学力を、確実に身に付ける」ことを目標に進めてあげてください。

 

うちも小学校1年生の時にもう少し基礎学力をつけて欲しかったので、家庭学習を導入しましたが、

その家庭学習のおかげで、2年生になる頃には点数は ほぼ満点、勉強が楽しいと言って自分から自主学習をたくさんするようになり、先生からも「語彙力がとても高い」と褒められるようになりました。

 

↓ やり方は以下を参考にしてみてください。

 

先取り学習でやった方がいい教科:英語

「他にやった方がいいことがあるの?」と言われると、 個人的には英語学習をおすすめしています。

 

なぜ「先取り学習はしない主義」の我が家が、英語学習を早めに取り入れているのかというと、 英語ができると、子供の将来の可能性を、グッと広げてあげることができるからです。

 

例えば1つに、「英語ができるだけで、生涯年収が1億円(※)変わるというデータ」があります。

※以下のデータで年収500万円と700万円を比べた場合 

メモ

情報サイト開発・運営の株式会社キャリアインデックスの調査では、年収700万円以上の人は約半数(48.7%)が英語での日常会話や読み書きが出来ると回答した。

年収500万円から700万円未満の人では34.0%、年収500万円未満では22.4%となり、英語力と年収の明らかな相関が見られる結果となった。

 

ただ、学校の英語だけでは「聞く力」「話す力」はあまり養えません。

こういったデータを見るにつけ、「 大学受験だけではなく、 子供の将来のためにも、英語を読み・書く力以外にも、聞く力・話す力は必須」だと思うので、うちは英語教育も早めに取り入れています。

 

うちが取り入れている英語教育はこちら↓

 

小学生低学年で、先取り学習はやめたほうがいいのか?

結論ですが、小学校低学年で先取り学習は、個人的には「やらなくてもいい」と思っています。

(例外的に「子供が勉強に興味があり、先取り学習に意欲的」なのであれば、 無理のない範囲でやらせてあげてもいいと思いますが、絶対ではないです。)

 

理由は「子供の将来にとって必要なのは、勉強だけではなく、生きていく力」だからです。

 

小学校低学年では、せっかく「生きていく力」を学べる機会がたくさんあるので、あえて先取り学習をさせなくてもいいと思っています。

 

もし「学校のテストの点数があまり良くなくて、気になっている…」と言う場合は、先取り学習よりも、「学年にあった勉強を、完璧にする学習」をさせてあげてください。

 

学校でテストの点数が良くなると、子供の自信にも繋がりますし、 結果それが勉強のやる気にもつながってきます。

 

 うちがやっている自宅学習の方法は以下で書いているので、よかったら参考にしてみてください。

 

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